昼の光りより、紅い月の夜を翔びたかった天使。 今はただ、水面の月に漂うのみの天使。
空の水面に浮かぶ白翼の神殿。流れる雲の中、与えられし翼への答えは…
サメの渡りを見に、雲海の上まで蔓を登ってきた小人さん達。
この世界では、雲上にそびえるパイプの中で一人の女神が風を紡ぎ出しています。 今日も世界で最も高い所で鳥を友に、女神は風のパイプを吹き続けます。
遠い昔に亡び去った都市。塔だけが未だ雲海の上にそびえ建っている。 雲上のいにしえの住人の物語を少女は静かに歌う。